2009年5月16日土曜日

戦略「脳」を鍛える

経営の場において勝てる戦略に必要なこと、それは戦略論という「定石」と新たな戦い方を作り上げる「プラスアルファの能力」。

BCG(ボストン・コンサルティンググループ)ではこの「プラスアルファの能力」を「インサイト」と呼ぶらしい。
「戦略脳を鍛える」は「インサイト」を理解し、体験するために書かれた本。
内容は非常に分かりやすく、いたって読みやすい。

本書の内容をすごく簡単にまとめてみる。
「インサイト」の要素は「思考のスピード」と「物事を多角的に見るレンズ」。

では、「思考のスピード」を上げるには。
・戦略パターンとの結びつけを行う。
・グラフを用いた発想を行う。
・仮説と検証の繰り返す。
⇒右脳と左脳による論理とイメージのバランスをとることが大事。

「物事を多角的に見るレンズ」を用いるには。
・視野を広げる。
⇒ホワイトスペース等を活用する。
・狭く深く洞察する。
⇒ユーザーの視点、テコやツボを抑えることが大事。
・思考をジャンプさせる。
⇒逆張りを検討し、特異点に注目する。


内容は理解しやすいのだが、ただ理解しただけでは実践するのは難しい。日々訓練することが大事な気がする。
このような手法を知っているので、知らないだけでも変わってくるところはあるのかもしれないけれど。

ただ、コンサルタントやマーケティングではないので、正直今の自分の仕事にどう落とし込めばよいのかは分からない。
でも身に付けたい能力。

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