2009年5月5日火曜日

独裁者

これこそが映画なんだ。素晴らしい。

映画を観てよかったなと思えた作品となかなか出会えず、あまり映画を観なくなってきたけど、チャップリンの「独裁者」は僕に映画の素晴らしさを再認識させてくれた。
見終わった後は一人で拍手喝采。これ以上にない満足感。

何がそんなによかったのかというと、まず第一に観ていて本当に楽しい。
コミカルで滑稽な演技に思わず笑ってしまい、軽快でユーモラスな展開が非常に面白い。

そして、人の心を突き刺さすメッセージ力。
これほどにもダイレクトに思いを伝えられる映画は、果たしてどのぐらいあるんだろう。
同時代を生きていた人に伝えたかったメッセージなんだろうけど、70年経った今でも全く色褪せない普遍性がある。
感動したと言えば安っぽく聞こえそうだけど、そうなのだからしょうがない。感動した。

この映画は1940年の作品。
その時代にこれだけの映画を作り上げたチャールズ・チャップリンに畏敬の念を抱かずにはいられない。


今回はレンタルでDVDで観たので、給付金が入ったらDVDを買おうかな。

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