あぁ、いい映画だったな。善き人のためのソナタ。
舞台は国民への監視を徹底的に行っていた東ドイツ。
国家保安省の局員ヴィースラーが反体制の疑いがある芸術家の私生活を監視する。
しかし、ヴィースラーは芸術家達の世界に触れていくことで、彼等に共感を覚え始めてしまう。
特に面白い話ではないけど、人の心を刻み込みながらも淡々と展開されていく物語。
丁寧に作られた映画だなと思わされる。
特に人の弱さや孤独、逆に強さや正義、その描かれ方がとても上手い。
観終わった後に残るのは、静かで心地のよい感動。そして、確かな余韻。
色々なことを考えさせられる。
国家の意義。
その中での自分自身の意義と正義感。
考えても埒が明かない。まぁ、いいか。
多くの人にお勧めしたいと思った。
ゴールデンウィークは久々にたくさんの映画を観た。
・独裁者
・ヒトラーの偽札
・カーポティ
・善き人のためのソナタ
静かな映画がいいなと思って借りたら、何故か社会派ばかり。
基本的にどれも良い作品だった。
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