2009年12月31日木曜日

容疑者Xの献身

学生時代に読んだ東野圭吾原作の映画。
面白映画を観たいなと思い、手に取った一作。

評判通りの面白さ。
堤真一が扮する天才数学者と、福山雅治が扮する天才物理学者の殺人事件を巡る攻防戦が楽しい。
やはり、主役に華があると見ていて気持ち良いですね。
それに、一応理系の端くれとしては彼らの天才ぶりには憧れの気持ちを抱いてしまう。

ストーリーも綿密さも、トリックの鮮やかさも、さすがは東野作品。文句なしです。
観ていて間違えなく楽しめるし、心に残る作品だと思う。

それにしても、堤と福山が登った冬山からの景色が見事に綺麗だったな。
あの山は何処なんだろうか・・・。


最高の人生の見つけ方

今年も残り数分となり、個人的に印象深かった映画を振り返りたいと思う。
まずは、「最高の人生の見つけ方」。

勤勉に働いている自動車整備士と、傲慢な病院経営者が共に余命が長くない事を告げられる。
日常生活では、決して巡り合わない2人。
だが、2人で共に闘病生活を送りながら、今まで実現せずに捨ててきた夢のチェックリストを作成する。
そして、その実現に向け世界中の旅が始まる。

無意識のうちに捨ててきた夢を実現することの喜び。
それを共にかなえることができる仲間がいることの幸せ。
そんなことを、改めて教えてくれる。

死に向かう人の最後の数週間が、また他の誰かにとっては人生の最高の一時なるかもしれないというのは、とても素敵なことだと思った。
悲しくはあるが、前向きになれる希望にあふれた作品。