2009年2月28日土曜日

沸騰都市 TOKYO

VAIOを買ってから気になる番組をPCに録画して、時間がある際に見るようにしています。
最近気に入ってる番組が『プロフェッショナル』と『NHKスペシャル』というNHKの番組です。
特に『NHKスペシャル』の中でも『沸騰都市 最終回 TOKYOモンスター』は面白かったです。

どこまでも加速し続ける東京という都市の展望を見出す内容となっています。
誰かの意志ではなく、個々の意志が自然とよせ集められた結果として、とてつもない街を、とてつもないスピードで作り上げていくことを意識させられます。

番組内では『ひと、もの、かね』が東京に集約し、東京というモンスターを生み出してしまったことを繰り返し語られています。
もはや誰かの意志ではなく、誰も止めることはできないと。
考えてみれば、本当に1つのとても大きな生き物みたいですよね。

このことが良いことか悪いことかは分かりません。
只、圧倒的なエネルギーが寄せ集められた開発されていく都市に、私は反発しつつも楽しんだりもしています。
日本経済の観点から考えてもこの開発は止められないし、私が感じているような個人の小さな意識がどんどん開発を加速化させていくのでしょうね。
東京を支えている素晴らしきインフラに感謝をしなければいけないのですが、恐ろしさを感じずにはいられません。

加速化する東京に対し、豊洲北小学校の校長先生がお祭りを開催して、次のように語っておられたことが印象的でした。
「ここは特段大きな自然があるわけではないけれども、人が自然であるべきだと思う。」


尚、下記の日程で再放送があるので、興味がある方は見てみてください。

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2009年3月12日(木) 午前0時45分~1時34分(11日深夜)総合

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

先週か、先々週か、
シンガポール編を見ました。

「人材獲得」が主題。
優遇される頭脳、冷遇される労働力の対比が
顕著に描かれていました。

国家が成功するためには、正しい政策だとは思う。
でも、どこか引っかかりを覚えるのも事実。

こちらも再放送があるでしょうから、
詳細は、そちらをご覧下さい。

匿名 さんのコメント...

東京はすごい街なんだよね~

古き良きをついつい愛でてしまう自分には変化が多すぎて、なんか落ち着かないけど・・・

Unknown さんのコメント...

>俊介さん

僕もシンガポール編を見ました。
それで、このシリーズを知りました。

シンガポール編を見て、まさにファシズムに近いなと思い知らされました。
世界中の頭脳を集めることで、国家と国民の繁栄させ、国を統一させる。

日本やシンガポールのような土地も資源もない国にとっては、それが間違っていないとは思うんですけどね。
グローバルな経済圏に巻き込まれながら、何も政策を打たなかったら、国は衰退し、国民は貧困に苦しむことになりますからね。

でも、片方では冷遇される海外の労働者もいる。
分かってるんだけど、難しい・・・。


僕の脳裏では「口がすべって」と「東京」が繰り返し流れています。

Unknown さんのコメント...

>Kameさん

「東京は人間の脳みそを具体化にしたものだ」
と、何かの本にと書いていたと話していたことを思い出しました。

人間が作り出しているんだけど、それを疑いたくなるほど高機能で、乱雑な都市。

落ち着かなかったり、苛立っているんだけれども、それに適用して生活している私たちです。

桜井氏、曰く
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思い出がいっぱい詰まった景色だって
また破壊されるから
出来るだけ執着しないようにしてる

それでも匂いと共に記憶してる
遺伝子に刻み込まれてく
この胸に大切な場所がある
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