まずはap fesの概要について公式ホームページから引用します。
音楽プロデューサーの小林武史、Mr.Childrenの櫻井和寿を中心に結成されたBank Bandがホスト役となってゲストミュージシャンたちを迎え入れるスタイルをメインとしたライブ、環境にも体にもやさしい食べものや環境に配慮した商品の販売、環境問題をわかりやすい目線で語るトークショー、自然のなかで楽しめるワークショップなどが行われます。
上記の説明にあるようにap fesは、多くのアーティストを櫻井さん、小林さんが中心となって結成したBank Bandというバントに招き入れた、共に音楽を奏でるスタイルをとっています。
また、フェス全体としてマイ食器の持参や、ゴミの分別を促していたり、環境問題についての公演を行っていたり、環境を意識したフェスとなっています。
と言うと、最近のエコブームに乗っているように聞こえますが、ap bank自体は2003年に坂本龍一さんの発案で、小林さん、櫻井さんと共に環境問題に前向きに取り組んでいる企業を後押ししようというという理念の下に設立された市民バンクです。
そういう背景があって開催されるようになったので、すごく手作り感があり、温かみがあるフェスとなっています。
スタッフやオーディエンス同士の共存意識みたいなものを感じれるような。
つま恋という場所も暑いんだけど、緑に囲まれているお陰ですごくさわやな風が吹くので、そういった場所に行くことができるのも楽しみの1つだったりします。
前置きが長くなりすぎましたが、そんなap bank fes '09に行ってきました。
まずは、第一部の出演アーティストの方々から紹介します。
・Bank Band
・GAKU-MC
・いきものがかり
・キマグレン
・JUJU
・秦基博
・Bank Band
1曲目は中島みゆきさんのカバーの「糸」でした。
「なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない」
この1フレーズがあまりにも鳥肌モノでした。
あぁ、この人の声を聴きたかったのだと、泣きそうになります。
Bank Band以降は、正直普段は全く聴かないアーティストの方々ですが、思いの外盛り上がることができました。
特に「いきものがかり」と「キマグレン」は、本当に楽しかったですね。
「いきものがかり」のように自分よりも若いアーティストの演奏を聴いていると、すごくエネルギーをもらえます。自分も頑張ろうと。
それにそういうアーティストがいることに、何か嬉しくなりました。
そして、第一部の最後はBank Bandによる「煙突のある街」。
エコを意識した生活を叫ばれている一方で、過去の過ちには目を背け気味の世の中ですが、「それだけではいけない」と、本質的な問題か欠落したままだという感覚を覚えました。
きつかったけど、素晴らしい演奏でした。
次に第二部の出演アーティストの方々です。
・Bank Band
・一青窈
・倖田來未
・矢沢永吉
・Bank Band
サプライズとして、登場したのが矢沢永吉さんです。
櫻井さんの前振りがすごかったから、よほどの大物だとは思いましたが、まさかの矢沢永吉さんです。
生の矢沢さんは、本当に格好良かったです。
全ての動作が一々キメキメなのですが、その全てが格好良い。
その後のBank Bandによる「ステップ」と「沿逢」がやたら楽しかったです。
でも、だからこそ名残惜しくもありました。
そして第三部の出演アーティストの方々です。
・Mr.Children
・Bank Band with Great Artists
Mr.Childrenの満を持しての登場です。
Mr.Childrenって、楽曲とか桜井さんに目がいきがちですが、やはり素晴らしいバンドなのです。
あまりに圧巻のステージで、一瞬で過ぎ去った1時間でした。
それでも曲順は忘れましたが、「彩り」、「タカダメ」、「and I love you」は最高でしたね。
「彩り」は、私にとっては心の葛藤を浄化してくれる安定剤のような曲です。
「あぁ、初めて彩りを聴いたのもつま恋だったな」と思い返しながら、涙ぐみそうになりました。
個人的に最も鮮明に覚えているのが「and I love you」。
今まで100回以上聴いているのに、何かすごく染みわたった。全身に。
うまく言えないけど、この曲が日々の思いを全てを語ってくれた気がします。
本当に聴けてよかった。
Mr.Childrenの後は、おなじみの合唱による「to U」。
その後に打ち上げられた花火がすごく綺麗でした。
たかが花火だけど、その花火であれだけ一体感を味わえるのもap fesならではなのかと感じました。
なんか思い返すだけで、幸せな気分になるフェスでした。
櫻井さんが笑いながら何回も「心の距離が大事だから」と言っていたけれど、まさに会場全体の心の距離が近くなるのを感じさせてくれるフェスでした。
フェスでは聴くことができませんでしたけど、最近はBank Bandの「よく来たね」が心の中で流れています。
「ちょっと変わったろ?
あれから少し優しい気持ちでいれるから
うまく言えないけど
君も同じように 暮らしているとなんとなく考えてた
それがあたっていたらいい」
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