2012年3月26日月曜日

佐倉朝日健康マラソン


1年ぶりのフルマラソン。
雲1つなく、風もないまさに快晴。
3時間から3時間30分のグループに並び、気持ちを落ち着けいざスタート。

スタートの混雑もそれほど気にするほどではなかった。
岩名運動公園陸上競技場を出発し、京成佐倉駅まで下り坂が中心。
アップダウンを2,3回繰り返しながら、ペースを上げすぎないように気をつける。

アップダウンの後は、道が細くなったりして、いまいちペースは掴みきれない。
焦らずに、足を極力消費しないように体幹で走ることを意識する。

7キロあたりからふと尿意を覚え、11キロぐらいで30秒ほどトイレ休憩。
その後、体調もコースも安定して、やっと気持よいペースで

しかし、15キロで300mぐらいの急で大きな登り坂。
こんな酷い登りは松島でもなかったのではと思いながら、体を前に傾け、体力を消耗させないように一歩一歩前へ進める。
まだまだ前半なのに、思った以上に足を使ってしまったことを気にしながら、緩やかな下りでペースを整える。

その後、体力を温存させながら、中間地点へ。
ここで少し心が軽くなり、体のキレが増していく。
ペースを上げようかと一瞬迷ったが、どっちにしろ最後は苦しくなるのだから、体の本能に従おうと思い、ペースアップ。
30キロぐらいまでたくさんのランナーを追い抜きながら、気持よく走りぬける。

30キロすぎで少しだけペースを落ち着け走っていると、同じぐらいのランナーがいたので、並走。
「天気がよくてよかったですね。」「また坂があるんですかね。」「最後まで頑張りましょう。」
みたいな声を掛け合いながら、33キロぐらいまで並走。
給水で少し前に出て、あまりペースを落とさないように踏ん張る。

もしかしたら、このままゴールできるのではと思っていると、やはり35キロでペースが少し落ちる。
でも、このままでゴールできればと思っていると、37キロからどうにも体がおかしくなる。
色々と痛すぎてあと5キロが途方もない距離に思える。

38キロの未舗装の道が出現し、一緒に並走したランナーに抜かれる。
「最後まで頑張りましょう。」と声を掛けていただき、その言葉を反芻しながら何とか前に進める。

落ちた腰を上げ、痛いのなんて気のせいではないかと思うことにするが、やはり痛くて、また腰が下がる。
そんなことを頭の中で3回ぐらい繰り返しなら、何とかラスト1キロ。
最後は競技場までの急な登り坂を何とか踏ん張って、競技場内のラスト100mだけスパート。

何か色々と放心しすぎていて、どうも現実感がなく、ぼぉとして言ったが、
係員の方々が温かな言葉を掛けていただき、たくさんのバナナとパンをいただく。

徐々にあぁ走りきったんだなぁと、幸福な気持ちが込み上げてくる。
やっぱりフルマラソンはいいなぁと、でもこんな苦しいのは1年に1回で十分だなと思いながらシャトルバスへ。

打上げは佐倉駅近くの「幸」に行こうと張り切っていたのだが、営業時間に間に合わなったので、南口の「KINGS」へ。
走った後のハンバーグ&ステーキは最高のご馳走。
とても素敵なお店でした。

ネットタイム 3:18:36
グロスタイム 3:18:58

2012年3月20日火曜日

第22回熊谷さくらマラソン大会


さくらマラソンなのに梅の花。
応援団が撮ってくれた一枚。




久々のハーフマラソン。
今回は翌週に控えた佐倉でのフルマラソンに向けての調整。
課題は以下の2つ。

・いかに足を使わずにペースを保って走れるか。
・後半に上げることができるか。

それほど追い込んだ練習もしていなかったので、気楽な気分でスタート。
淡々と体幹を意識して、足はただ身体についてくるだけ。

周りの空気や応援を楽しみながら、自分の世界に入り込み過ぎずに、リラックスして一定のペースを保つ。
広い空、豊かな自然、温かな声援の中で走れる幸せを噛みしめながら。

8キロあたりで、同じぐらいのペースのランナーに声をかけられ、気持ちよく並走。
10キロぐらいで応援団に飴をもらい、栄養補給。
13キロぐらいから少しずつ身体が辛くなってくる。

この辺りで、思いかけず好タイムが期待できそうなことに気付き力が入る。
このペースを保てるかなと不安に感じながらも、フォームが崩れないように意識を高める。

18キロ。
ここから本格的に、足を使いだしてスパート。
しかし、いまいち上がり切れず、とにかく抜かされないように何とか踏ん張る。

ラストは公園に入ってトラック。
どこか痛いとか苦しいとか分からないが、ただ全身が辛い。
応援団の声援にも気付かずに、何とかゴール。

手首に着けた時計は1時間29分29秒。
久々の記録更新と、自分が満足できる走りができたことに嬉しくなる。

途中で並走したランナーにも、声を掛け、記録証とともに応援団に結果報告。
皆温かく喜んでくれてうれしい。
(並走したランナーも地べたに倒れていたが、とても幸せそうな顔だった。)

その後、兄達も予想以上の好タイムでゴール。レース後は温かな豚汁をいただき、帰路へ。

打ち上げは阿佐ヶ谷の名店CIQUE。
相変わらずの美味、美味、美味。
一押しのお店であっただけに皆が喜んでくれて、よかった。

今回は、熊谷の景観や人の温かさが身に沁みた素晴らしい大会だった。
そして個人的には、ハーフマラソンの走り方が少し分かった気がする。


ネットタイム:1:29:45(おおよそ)
グロスタイム:1:30:00

2012年2月25日土曜日

NY旅行(4日目)

4日目も3日目に引き続き、朝ラン。
ハドソン川を走ったからには、後はセントラルパークを走るしかない。
朝からセントラルパークを走れるなんて、まるで夢のよう。



走った後は、アメリカ自然史博物館へ。


元素コーナーで思わず、テンションがあがる。


これは様々なパール。


そして、クジラ。


ホッキョクグマ。


サイ。


ゾウ。


これは何だろう。もはやここは、何処だ。



恐竜。


ということで、自然史博物館を堪能。
お昼はジャンクフード。
ラップされたサンドの中に、お肉もポテトも入っているという雑な発想には思わず感心。


2日目に空いていなかったアナスイを再度訪問。
しかし、この日もお休み。この辺りの感覚は日本と大分違うので、仕方がない。


ロックフェラーセンターのツリー。


妻が行きたがっていたラ・メゾンド・ショコラ。
確かにここのチョコレートは、僕が知っているお店では一番。
円高だからと言い、ちょっとリッチにお買い物。


グランドセントラル駅。
アメリカの駅はどこも無愛想なのに、この駅だけは例外。
まるで映画の舞台にタイムスリップしたような、とても素敵。


夕飯はグランドセントラルオイスターバー。


思えばNYでの初めてのレスランでの食事。
どれを食べてもとても美味しかったが、一番はマフィンに卵や、サーモン、ポテトを盛り合わせた料理。
絶品だった。



夕飯の後は、エンパイアステードビルでNYの夜景を一望して観光終了。


刺激的で楽しい街、ニューヨーク。
また遊びに行きたい。



NY旅行(3日目)

3日目の主要目的は、メトロポリタン美術館、そしてラン。

2日目の感覚からして朝8時前ぐらいなら危険はないと思い、7時半にホテルを出てハドソン川をラン。
村上春樹がお勧めしていたハドソン川。
川からの風は決して弱くないが、冷え切った乾いた空気が気持ちい。


ずっと南下していけば自由の女神が見れると思いつつ、さすがに2時間ぐらいかかってしまうので、グランド・ゼロのビルが見える辺りまで来て、折り返し。
対岸には高層ビルが見えるが、どこなんだろう。


40分ほど走り、充実した気分でメトロポリタン美術館へ。
さすが世界を代表する美術館だけあって、立派な建物。


館内に入り、まず目にしたのがメソポタミア文明のエリア。
こんなに可愛い調度品が飾られている。


更に吹き抜けとなっている騎士の鎧が飾られていたり、


ソードが飾られていたり、全てを真剣に見ていくと時間がいくらあってもきりがない。


これは、キューピットか?


遠くに見えるのがレンブラントの自画像。
立入禁止になっていたので、残念ながら鑑賞できず。


ルドンの絵画もいくつか展示されていた。
ルドンの黒も好きだけど、パステルカラーの絵はすごく素敵。
ルドンの黒が柔らかい色調の中におさめられていて、幻想的で儚く美しい。


そして、ゴッホの自画像。
ゴッホの風景画や静止画はあまり好きではないが、自画像はすごくよかった。
眼光の鋭さに対するタッチの粗さがとても絶妙で、思わず惹きつけられてしまう。
ゴッホ、格好良すぎる気がしなくもないが。



ルノワール。
オルセー美術館でもたくさん観たが、人物画は見ていて心が和らぐ。


ドガ。
躍動感がある踊り子たちの絵は、やはり美しい。


モロー。
個人的にサロメやオルフェウスの方が好きだったが、妻が喜んでくれたので嬉しい。


お昼はメトロポリタン美術館のカフェ。
野菜やパンやフルーツをたくさん食べた。


メトロポリタン美術館の後は、NY人気のオーガニックスーパーのトレーダー・ジョーズでお買い物。
お土産用や朝食用にパンや、フルーツ、調味料をたくさん購入。
初めてスーパーに並んだが、購入したものどれも非常に美味しく、行列に並んでよかった。

その後、ホテルでひと休憩し、念願のミュージカルへ。
舞台は「天使にラブソングを」。

日本でしっかり予習していたので、英語は分からなくても問題なく楽しめた。
そして、役者達の歌唱力、観客の盛り上がりには驚かされた。

ちょっと贅沢をしてしまったが、予想以上に面白かったので大満足。
初めてのミュージカル体験が、ここでよかったなと。

2012年1月22日日曜日

NY旅行(2日目)

NY旅行の2日目。
朝の光景。空気が澄んでいて、日差しが強い。
燦々と降り注ぐ太陽とは、こういうことを言うのだと実感。
日本では、味わえない感覚。


2日目のメインはNY近代美術館(MOMA)。
ということで、朝一から歩いてMOMAに向かう。
MOMAから見たNYの街並み。


かの有名な「アンディ・ウォーホル」。


クレーが描く魚の絵。
クレーはもっと抽象的な絵画しか見たことがなかったが、この絵の淡い色使いがとても好み。
部屋に飾りたくなる一枚。


ダリ。やはり好き。
こんなにも歪曲しているのにも関わらず、絶妙な均衡がとれていて、惚れ惚れしてしまう。
引きこまれてしまう。


クリムト。
美しいとは感じないが、それでも惹きつける何かがある。
この感覚は何だろう…。言葉で言い表せない不思議な感覚。


ルドン。
ルドンの描く黒も好きなのだが、パステルカラーの絵画も好き。
どこか儚くて美しい少しだけ幻想的な世界。


お昼はMOMAのカフェ。
味は美味しいけれども、やはり量が多く、味付が濃い。


MOMA鑑賞が思ったより早く終わったので、グランド・ゼロへ向かう。
現在は工事中で中には入れなかった。


グランド・ゼロからは歩いてウォール・ストリート街へ。
ウォール・ストリート街から歩いていける距離で、あの飛行機テロがあったと思うと、やはり信じがたい。



NY証券取引所。
ここは観光客で溢れていて、デモも行っておらず、穏やかな雰囲気だった。


その後、SOHOをぶらつき、ホテルへ戻る。
妻がまたダウンしてしまったために、パニーニとリンゴを近くのお店に買いに行き、夕飯を済ませて、就寝。



2012年1月15日日曜日

NY旅行(1日目)

年末年始にニューヨークに行ってきたので、記録としてまとめておこうと思う。
まず、成田を11時ぐらいに出て、約14時間経て、ジョン・F・ケネディー空港に10時ぐらいに到着。
日付変更線を渡ったので、同じ日のより早い時間に着いてしまうから不思議。
空港からは、タクシーでホテルまで。



ホテルにチェックインし、荷物を置き、早速観光スタート。
とりあえず日本で言う大晦日なので、タイムズスクエアに向かう。
まだ昼なのに、すごい人。
皆わいわいとカウントダウン用のサングラスや帽子をかぶったりして、
陽気なアメリカ人が声を掛けられたりして、なんだが楽しくなってくる。


タイムズスクエアを経て、プレッツェルを頬張りながら、セントラルパークへ。
ここがセントラルパークかと、感慨深く感じならが、ベーグルを頬張りながら、北へ向かう。
そして、現れるダコタハウス。


ストロベリーフィールズ。


ここにジョン・レノンが住んでいて、この地で呼吸をしていたのかと思うと、やはりなんだが信じられない。
同じ場所に立つだけなら誰でもできることなのかもしれないが、それでも、貴重な体験に思えて仕方がない。

その後は、セントラルパークを横切り、メトロポリタン美術館をスルーして、ノイエギャラリーへ。
ノイエギャラリーはそれほど有名な美術館ではないのだが、クリムトの絵画が置いてあったり、ウィーン風の館内が魅力的であったりと、急遽旅行プランに追加した。

ギャラリーに入り、とりあえず、評判のいいカフェへ。
おそらくウィーン風のクラシカルな雰囲気なのに、なぜか梅の花を挿していて、それがとてもよい雰囲気を作っている。

注文したチョコレートケーキ。
アメリカでケーキは期待していなかったが、美味しい。


ゆったりとティータイムを過ごし、15時前にギャラリーに入ろうとすると、なんとこの日の入場は14時半までだと言われる。
恋焦がれていたクリムトが…。しかし、為すすべなくギャラリーを退散。

折角だからと言い、5番街を通ってホテルへ向かう。
アメリカでも大人気のapple store。


ここが噂の5番街。


タイムズスクエアの通行止めにあったり、迂回しながら何とかホテルに到着。
飛行機の疲れも溜っていて、朝から何十時間と食べ続けていたので、夕食を取らずに就寝。