2010年1月1日金曜日

ミリオンダラー・ベイビー

チェンジリングを鑑賞し、イーストウッド監督は素晴らしい監督だと知り、次に手に取った映画。
これもいい映画でした。名画です。

プロを目指す女性ボクサーと、彼女を支える名トレーナーの物語。
何度も懇願し、名トレーナーに弟子入りした彼女は実力をメキメキと伸ばしていく。
しかし、思いもよらぬ形で彼女のボクサー人生に終わりを告げさせられる。

ボクシングという競技を通し、愛情を深めていく2人だが、それがとても崇高な愛情に溢れていているのが個人的には好きだった。
だけど、その愛情の深さ故に待ち受けているものが、あまりに悲しい。
胸をしめつける。

それと、主演の2人の演技は、実に素晴らしかった。
特にトレーナーの方の葛藤する姿うまく描き出されている。
彼の、静かで奥深い人間性もとても魅力的だなと思った。

見終わった後に色々な思いが、頭を駆け巡る。
精神的にも時間にも、ゆとりがある時にじっくりと観てみたい作品。


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