2008年10月13日月曜日

おくりびと

人が涙する映画が必ずしもよい映画だとは限りませんが、「おくりびと」すごくよかったです。

この映画を映画館で観るつもりは毛頭なかったのですが、昨日の飲み会で友人に凄い勢いで薦められたので、今日の午後に早速観に行ってきました。

この映画はふとした人生の落とし穴に嵌ってしまって、何故か納棺師になってしまった青年のお話です。
納棺師とは、遺体の衣装や化粧を整えて、棺へ納める人達のことを言うそうです。
映画の中では、死者と遺族の最期の別れの舞台を演出するために、死者に対して愛情と優しさに満ちた想いで丁重に化粧を施しています。
そして、この映画はその納棺師の仕事そのもののように、丁寧で繊細な作品だと感じます。

観れば大半の人が涙する作品だとは思いますが、だからと言って押し付けがましさがなく、じんわりと静かに心に浸っていく作品です。
映画に対する評価って人それぞれですけれど、この作品のように静かな感動を与えてくれて、じっくりと余韻に浸れる映画ってなかなかない気がします。
素直に観てよかったなと思えました。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

オススメした甲斐がありました。
更新頻度が一気に上がって嬉しい限りです。

Unknown さんのコメント...

>あらまきさん
お勧めされた甲斐がありました。
予想以上に素晴らしい出来の映画でびっくりしました。
ありがとうございました。

こんなブログでも継続することはきっとよいことだと思うので、なるべく週1では更新したいと思います。