庭園美術館は初めてだったんですが、入口にはラリックの扉が待ち受けていたり、造りから置いてあるものどれも洗練されいます。
だけど、それらが柔らかな照明のお陰もあり自然に溶け込んでいて、温みが感じられる素敵な雰囲気でした。
美術館というよりはお屋敷に絵が飾られている感じです。
さて、マッキアイオーリ展です。
マッキアイオーリという単語は聞いたことすらなかったのですが、
印象派と聞くと、モネやルノワール、
かといって、ルネサンス時期のイタリアの宗教画とも似てなく、
大半はトスカーナ地方の日常生活を中心に描かれていて、素朴で温かなイタリア本土の空気感が感じられる気がします。
全く予備知識がなくても、何と言うか、
私のつたない言葉よりも、どうぞ作品を。
糸つぐむ人。
地味な構図ですけど、すごく空気感を感じることができ、素敵な作品でした。
田園詩。
緑が瑞々しくて、何度も作品の前に立ち止まってしまいました。
母親。
勉強中に夢中な娘が、母親の洋服を踏んでいることに気付かないでいます。
微笑ましい光景に、優しい気分になれます。
こんな感じで、素朴で温かな作品が多かったです。
個人的には、日本人の感性に合う絵画が多い気がし、